水道代が増えた原因はコレかも?トイレのパッキン・部品交換のサイン
2025.11.29
今年も残すところあとわずか、寒い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、年末に向けて家計を見直しているとき、
「ん?なんだか今月の水道代が高いぞ?」
と、首をかしげた方はいませんか?
もしそうなら、トイレからのわずかな水漏れが原因かもしれません。

一見、問題なさそうに見えても、トイレのタンク内部の部品が少しずつ劣化していると、水がチョロチョロと流れ続け、知らず知らずのうちに水道代がかさんでしまうことがあるのです。
この記事では、水道代が増えた時の簡単なチェック方法と、専門的な知識が必要とされるタンク内部品の微小な劣化サインについて、一般家庭・ビルオーナー様向けにわかりやすく解説します。
■ まずチェック!水道代が増加した時の「検針票」確認方法
水道代の増加は、まずご自宅や建物の水道使用量の変化から発見できます。
お手元にある水道局からの「使用水量のお知らせ」(検針票)を確認してみましょう。
1. 過去の使用量と比較する
検針票には、「今回ご使用水量」と「前回ご使用水量」、または過去の同月や前年同月の使用量が記載されています。生活スタイルが変わっていないのに、明らかに今回のご使用量が増えている場合、漏水(水漏れ)の可能性があります。
2. 異常な増え方をしていませんか?
特に使用期間が2か月の場合、前回より10㎥以上増えているなど、不自然な増加が見られる場合は、どこかで水が流れ続けているサインです。
■ 簡単!トイレからの水漏れをセルフチェックする2つの手順
水道代の増加に気づいたら、まずはトイレで水漏れが起きていないか確認しましょう。
1. 便器内のチェック
トイレを使った後、タンクへの給水が完全に止まった静かな状態で、便器の中を見てください。
・便器の底の水面が、わずかに揺れていないか?
・便器のフチ(水が出るところ)から、チョロチョロと水が流れ続けている音や、水の波紋が見えないか?
便器内へ水が流れ続けている場合、タンクの底にある「フロートバルブ(排水弁)」や、レバーと繋がっている「鎖」などに不具合が起きている可能性が高いです。

2. タンク内のチェック
(※作業時は必ず止水栓を閉めてから行ってください)
タンクのフタを開け、水位が上がってくる部分を見てみましょう。
・水位線(-WL-のマークなど)よりも水面が上がっていないか?
・オーバーフロー管(真ん中にある筒)から水が流れ落ちていないか?
水位が上がりすぎている場合は、タンク内の水を止める役割を持つ「ボールタップ(給水弁)」の部品が劣化しているサインです。
■ 水漏れは「微小な劣化」から始まる:タンク内部品のサイン
多くの水漏れは、目に見えるパッキン(ゴム部品)の劣化だけでなく、タンク内部のデリケートな部品の微小な劣化が原因で発生します。
1. ボールタップのパッキン劣化
ボールタップは、水位を検知して給水をストップする心臓部です。
・ボールタップの内部にあるゴムパッキンやダイヤフラム(弁体)が、経年により硬くなったり、わずかに変形したりすると、水の密閉が不完全になります。
・浮き球が上がっていても給水が完全に止まらず、「シューッ」というごく小さな水の流れ続ける音が聞こえ、少しずつ便器内へ水が流れ続けてしまいます。この微小な水漏れが、ひと月で大量の水量増加に繋がります。
2. フロートバルブ(ゴムフロート)の劣化
便器への排水を止める、タンクの底にあるゴム製の栓です。
便器への排水を止める、タンクの底にあるゴム製の栓です。
・長年の使用でゴムフロート自体が硬化・変形したり、水に浸かっている部分に黒い汚れ(カビなど)が付着したりすることで、排水口との密着性が低下します。
・わずかな隙間から水が漏れ、便器内で水面が揺れる原因となります。特にゴムフロートは消耗品であり、交換が必須となります。
■ パッキン・部品交換のサインを見逃さないために
トイレの部品は、多くの場合、7年~10年程度が交換の目安と言われています。
「チョロチョロ」というわずかな水音や、検針票の不自然な増加に気づいた時が、パッキンや内部部品交換のタイミングです。
水漏れは放置すると水道代の負担が増えるだけでなく、建物全体の給水・排水システムへの負荷にも繋がる可能性があります。
弊社では、微細な水漏れも見逃さない専門的な診断と、建物の状況に応じた最適な部品交換・メンテナンスをご提案いたします。
ご自宅やビルの水道代に不安を感じたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
皆様が気持ちよく新年を迎えられるよう、水回りも万全の体制にしておきましょう!
これからも、水回りの「困った!」を解決する情報を発信してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
